【セラピースクールA&Sの感想】
経験年数15年ほどの時、セラピースクールを受講した理学療法士です。講習会の特徴の1つは、少人数で受講できることです。他の講習会では、参加者が40名以上であることが多く、講師と十分なコミュニケーションがとれずに、講習の理解が深まりにくかったという経験をしてきました。しかし、セラピースクールでは少人数であるため、講師の勝浪先生から直接アドバイスをもらう機会が多く、質問もしやすいため、より正しい学びを得ることが出来ました。当たり前すぎて質問しにくいような内容でも、丁寧に指導して下さるため、気楽に質問をすることが出来ました。
講習会を受講した後は、タッチがよくなり患者・利用者の変化に気付くことが増えました。評価・治療も大きく変わりました。15年間、痛みに対しての対応を困ってましたが、どのように対応していけばよいのかを理解することが出来ました。
コースを受講していくことで、基礎的な知識と技術が備わっていき、経験年数に関係なく臨床がより楽しくなりました。
鈴木康嗣
【IPNFAコースの感想】
2017IPNFA level3 in 川崎
臨床経験15年。今まで、長期のコースに参加したことはありませんでしたが、、、一念発起して1年前に勝浪先生のPNFレベル1と2を受講しました。きっかけは、勝浪先生の1日講義に参加したときに、ドイツの理学療法士は60歳になっても新しい技術を身に付けようと勉強会に参加するという話を聞いてからです。まだまだ、学ぶのは遅くないと知りました。実際、レベル1と2で基本的なテクニックなどを学んだことで、臨床が変わり、患者さんに喜んでもらえることが増えました。臨床って楽しいと今まで以上に思うようになりました。
そして、今回はレベル3!!海外の講師であり、英語も不得手でテクニックも未熟、、、期待よりも不安が多い中での参加となりました。
しかし、始まってみると講師のMarianne先生と勝浪先生の人柄と分かりやすい講義と実技で不安よりも期待が大きくなりました。勝浪先生の通訳で理解もスムーズでした。そして、1日目が終わり、、、早く現場に戻って患者さんに活用したい!!そう思える内容でした。
というのも、、、今までポジティブアプローチが不十分だったと気付いたからです。PNFの理念と基本原理はベーシックで学んでいましたが、テクニックが未熟だったため、どうしてもテクニックに目がいきがちでした。現場で、ICFで考え全体像を捉えようとして情報収集や評価を行っていましたが、それをプログラムに十分に活用できていませんでした。例えば、視覚や聴覚や上肢に大きな問題がないとして、それを十分に活用するポジティブアプローチが未熟でした。
その上で、Marianne先生と勝浪先生の患者デモンストレーションを観る機会が得られたのも大きな糧になりました。Marianne先生はPNFの考え方はすごく広く大きいと仰っていました。そして、受講生の事を決して否定せず指導をして下さいました。グッドアイデア!と受講生のアイデアを褒めて下さっていたのが印象的でした。
沢山学びましたが、お二人の先生からPNFの理念と基本原理の活用方法を学ぶことが出来たことと、セラピストとしての道標を得ることが出来たのが大きな収穫だと感じています。
現在、レベル3が終わり、約1ヶ月が経ちました。プログラム内容がガラリと変わりました。一言でいうと、更にポジティブアプローチです。感覚刺激を多く使うようになり、多くの要素を使うようになり、当然結果も変わってきました。今、臨床がとても楽しいです。
勝浪先生、貴重な機会とご指導ありがとうございました。そして、一緒に悩み考える仲間が出来たことにも感謝♪こらからも頑張ります。
鈴木 康嗣
2016IPNFAbasic in 川崎
今回は国際PNF協会基礎コースに参加させていただきありがとうございました。PNFというものは学生時代から知っていましたが、ほとんど臨床経験のない自分に患者様を評価するという最初のところから、PNFパターンや治療するにあたっての様々な考え方、応用の仕方を丁寧にご指導いただきありがとうございました。講習を受けさせていただいている中で様々な新しい発見がありました。その一つは、患者様のことをポジティブに捉えるということです。「麻痺側だから動かせない」ではなく「麻痺側でも少しでも動くのであれば積極的に動かしていこう」という考え方には驚かせられました。自分もICFの考え方を学び患者様を見ていこうと思いました。しかし、反省点も見つかりました。それは自分が出来たつもりになってしまっていたということです。抵抗をかける方向が違っていたり、抵抗の量が強かったり、弱かったりなど相手に合わせた最適な運動が出来ていませんでした。何を目的にそのパターンをやっているのかを常に考えながら行う必要性を感じました。また、今回改めて手技の難しさや、PNFの奥の深さを感じました。
自分で限界を決めず治療のできるセラピストになるために今後も様々なことを学んでいこうと思います。10日間という短い期間でしたがありがとうございました
2016IPNFAレベル3a/3b in 静岡
frits撮影
以前、勝浪先生指導の下level1,2を修了することができ、自分の中で大きな変化がありました。
私事ですが、我々セラピストはベストな治療を提供することが望まれ、常にベターであり続ける必要があると考えています。セラピストであれば、このような意識は持っている方は少なくないと思います。理想論かもしれませんが、そうあるべきだと思っています。
ベーシックコースでPNFの概念や運動学習について学び、ベストを追及するための重要性と方法を学べたと感じています。そして、治療のベース(思考)ができたことで今までよりも根拠を持ち(EBMだけでなくバックヤードとして)より良い治療にあたることができてきたと感じ、自身の変化だけでなく実際に患者様の機能、活動、参加レベルでの変化を共有しながら、日々臨床に臨めていました。
しかし、臨床ではリハビリが進まない患者様もおり、試行錯誤するもなかなか解決できないことや、もっと良い方法があるのではないかと悩む点も多くありました。
自分の力をもっと高めたいと思うとともに、今の自分のアプローチがどうなのかを確認、そして何より患者様のためにという気持ちから、このlevel3に参加させていただきました。
Level3では、今まで私が受けた講習会とは異なるスタイルであり、とても印象的でした。
講師であるFrits先生から、参加者の理解度把握のための投げかけに始まり、そこから展開していく流れは、まさに参加者主体でした。
臨床推論の比重が高く、Frits先生の経験値からくる様々な応用に驚かされ、そして自分の臨床に取り込みやすいものばかりでした。また、その都度質問ができ、その場で解決するとともに、質問からさらに別の応用へもつながり、教えていただくとともに自身での問題解決のための思考展開方法(発想の展開)も学ぶことができました。
5日間という集中的なコースであり、最終日にはリクエストの時間も設けていただき、再度デモンストレーションをお願いすることで、疑問を残すことなく修了することができました。
現在、コースで学んだことを活かし、担当患者様のポジティブな面を考慮した治療部位や肢位の選択、疾患特性を踏まえたアプローチの順序(運動制御)を意識して臨めています。特に肢位選択(マット動作含む)は重力を上手く利用することでバリエーションが増え、セラピスト側のボディメカニクスやコンタクトにも常に意識するように心掛けています。
ちなみに、なぜこれらが重要かもコースの中で学ぶことができました。
痛みの特徴と痛みの原因を探る際に考えなければならない要素(関節、筋、靭帯、神経、その他)とその評価方法、筋連鎖による筋短縮から他部位の筋力(出力)低下の関与について、非常にわかりやすく教えていただき、今まで疼痛が軽減しなかった患者様も改めて再評価し、原疾患部位以外からの二次的な要素も大きく関わっていることにも気づくことができました。
また、臨床で悩むことの多い、ホームエクササイズの指導でも、教えていただいたポイントに注意し、以前より患者様の取り組みが良くなったように感じます。
level3からは筆記・実技試験があり、特に実技試験では緊張しました。私の印象として、試験のための試験というわけでなく、ここでも多くのことを学ばせていただきました。自由度の高い試験であり、自分が臨床で培ってきたものを提示し、確認することができ、PNF の概念に基づき治療展開できているのかを確認できるとともに、試験ではあるもののその場でヒントとなる導きや指摘・アドバイスをしていただけました。
初めての海外講師に教えていただくため多少の不安もありましたが、英語がまったくできない私でも不自由なく受講でき、これは主催兼、通訳兼インストラクターの勝浪先生のお力であり、level3をFrits先生、勝浪先生から学ぶことができたことに感謝しています。
また、経験年数や分野が異なる様々な参加者と共に学ぶことができ、PTとして貴重な5日間を過ごすことができたと感じています。
多くのコンセプトや手技がある理学療法分野ですが、PNFとの出会いは私の臨床家としての転機であり、そのベースを学ぶことができたのは今回のlvel3主催者である勝浪先生のおかげだと思っています。
瀬尾記念慶友病院
理学療法士 杉山智哉
勝浪先生のご指導の下、国際PNF協会認定ベーシックコース(レベル1,2)を修了し、自分の中で理学療法に対する考え方が大きく変化しました。また、患者様に与える効果についても、それまでは得られなかった変化を与えることが出来るようになりました。しかし、実際の臨床で応用できたパターンは限られており、目的とする動作への配慮が十分に行き届かず、治療肢位なども基本的な形で実施することしかできませんでした。
ベーシックコースを修了し臨床でPNFを実践していく中で、「PNFをもっとしっかりと臨床応用したい!」と常々思っていました。日々の臨床で試行錯誤していたところ、フリッツ先生と勝浪先生主催の下、アドバンスコース(レベル3a)を受講させていただきました。アドバンスコースでは、ベーシックでの復習と新しいパターンの習得、クリニカルリーズニングやご協力して頂いた患者様の評価と治療、そして筆記・実技試験がありました。講義や実技では症例が提示されることもあり、「なるほど!」と今まで習ったことが頭の中でリンクしていくことが多々ありました。フリッツ先生の英語での指導を勝浪先生が通訳しながら進めていくという、今まで受講したことのないスタイルもとても新鮮でした。筆記・実技試験に関しては、合格しなければ次のコースへ進むこともできないので、他の受講生たちと遅くまで残ってディスカッションしたり、練習したりと良い思い出となっています。その後の臨床では、今まで教わった治療アイディアや応用を生かし、「少しはPNFを臨床応用できるようになったかな?」と思っています。患者様からは「歩くのが楽になった」、「さっきよりも痛みなく階段が降りられる」、「だんだんよくなっていくと嬉しいね」などの発言が聴かれ、即時的かつ継続した介入による持続的な効果を実感して頂いたり、リハビリに対するモチベーションの向上に繋がったりもしています。
まだ、アドバンスコースの最初の段階を受講しただけですので、上達までの道のりはまだまだ長いですが、PNFを臨床応用する楽しさがだんだんとわかってきました。今後も機会があれば、是非とも勝浪先生の主催・ご指導の下でPNFを学んでいきたいと思っております。ご準備等大変かと思いますが、白寿医療学院でのコース開催を楽しみにしております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
医療法人社団志仁会 三島中央病院リハビリテーション課
理学療法士 鈴木祐亮
PNF3を受講後、日々の臨床でPNFを意識して対応しています。
臨床では、フリッツから教えてもらったkeep it simple stupid
考えすぎないこと
を意識していて、筋連結だとか細かいことを考えすぎると結果が出ないことが多いような気がします。
中足骨骨折の荷重訓練で、全荷重の許可が出ていても、なかなか荷重が進まない方がいましたが、座面を高くした状態で両下肢を接地してのリフティングや上肢屈曲パターンを利用して荷重を促し、その後に立位にてリフティングや上肢パターンを使い、全荷重を促せたこともあり、治療場面で結果を出せる場面も増えてきています。
患者は何が出来て、何を出来るようになりたいのかシンプルに考えて今後とも的確なアプローチが出来るように精進していきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
九十九里ホーム病院
PT宮内義弘
2015IPNFA基礎コース春 in 川崎
先日川崎で行われました国際PNF協会認定コースレベル1、2では
貴重な知識、技術をご教授いただき、誠にありがとうございました。
早速臨床で教えていただいたことを患者さんに提供していますが、
先生のご指導のお陰様で、即時的な効果に患者さんも私も良い意味で戸惑ってしまうほど効果が出ています。
2014IPNFA基礎コース夏 in 静岡
計10日間の国際PNF協会認定基礎コース(レベル1,2)を修了し、5ヶ月が経とうとしています。私がこの研修に参加したきっかけは、主に中枢系疾患の患者様に対する評価や治療を学びたいと思ってのことです。しかし、研修が始まって講義や実技を受けていく内に、「PNFは動きやすい身体をつくる」ということを知り、実際の患者様に御協力していただいた治療のデモンストレーションや受講生による評価・治療を通して、PNFは中枢系や整形系などの疾患を問わずに応用できることがわかりました。また、これまで何ら疑問を抱くことなく実施していたSLRやキッキング、ブリッジ動作などの訓練の効果は非常に低いということにも気づかされました。研修で学んだことや気づかされたことはたくさんあり、これまで私が行ってきた理学療法を改めさせることとなりました。現在、私が行っている臨床では以前行っていたSLRやキッキング、ブリッジ動作を実施することはほとんどなくなり、PNFの理論やテクニックを活用して実践しています。その結果、治療後の患者様からのコメントとして、「動きが楽になりました」、「歩きやすくなりました」などが聞かれ、PNF治療の即時効果が多々見られています。ただ、期待していた治療効果の見られない患者様もおり、更なる勉強の必要性を感じています。私が所属している静岡県では、定期的にPNFの勉強会が開かれていることを今回の研修で知り合った受講生から教えていただき、PNFに対する理解を深め、技術向上の場として活用しています。PNFの全てを理解するにはまだまだ遠く、臨床で活用できるパターンも限られてはいますが、今後もPNFの学習を継続し今よりも上達して患者様のお役にたてればと考えています。アドバンスコースやレベル3を学ぶ機会があれば、是非とも勝浪先生の指導の下で学ばせて頂きたいと考えております。最後になりますが、この研修を通して勝浪先生に出逢えたこと、他の受講生との繋がりをもてたことはPT人生の大きな機転となり、大変感謝しています。今後もご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
三島中央病院リハビリテーション課 理学療法士 鈴木祐亮
この度,国際PNF協会認定基礎コースに参加させて頂き,ありがとうございました.以前まで自分が行っていた治療プログラムとは大きく異なり,運動のパターンや筋活動,筋の収縮様式などに様々な理論・理念を用いて行っていることを学びました.
治療手技を学ぶということで,正直とても難しいことを勉強させて頂くという不安がありました.しかし,PNFに関しては一度学生時代に学んだ内容も多く含まれており,復習にもなりとても充実した研修となりました.その中でも疼痛に関して,「気になって疼痛の部位を動かしてしまう」という行為の悪循環についての話はとても面白かったです.加えて,疼痛部位は「動かさない」のではなく「軽い収縮」で行うということに,驚きを覚えました.現在,実際疼痛が生じている患者様に対して「軽い収縮」を促すことで疼痛の軽減が図れることを体験し,患者様にとっても,セラピストにとってもとても高い満足度を得られた印象です.疼痛に関しては日々勉強はしていますが,中々臨床での効果をあげることが出来ずにいました.今回PNFを学びに行ったことで,疼痛へのアプローチの幅が広がったように感じられます.今回の研修に来られた各先生方の中でも数少ない中枢系の病院としては,指示理解を得られず実際に現場でPNFを用いて治療する場面が少なく,知識・経験・技術不足を痛感致しました.また来年度のPNF levelVのコースを受講したいと考えています.それまでの期間に可能な限り自分を磨き日々精進していきたいと思います.この度はインストラクターである勝浪先生,学院を提供して下さった白寿の先生方にはとても感謝しています.
ありがとうございました.また,宜しくお願い致します.
中伊豆リハビリテーションセンター 理学療法士 吉川允俊
研修では分かりやすい講義や実技に対して丁寧に指導して頂きありがとうございました。
研修前の治療は患者様の歩行を見て患側に対して荷重が掛かっていなっかったり、代償動作が出て
歩行を行っていたらベッド上でリラクゼーションと筋収縮を促す治療を行っていました。
しかし研修後の治療では1つの筋肉に対しても安定した姿勢から筋収縮を促し徐々に不安定な姿勢で
筋収縮を促していくなど色々な方向からアプローチしていくことを学びました。
来月に静岡県の東部の勉強会がありそこで症例発表をするので治療プログラムでPNFを用いて発表していきたいです。
10日間という短い期間でしたが勝浪先生を含め色々な先生とディスカッションしながら勉強出来たことを心より感謝しています。
次回のLevel3も参加するのでその際のご指導もまたよろしくお願いします。
順青会 青木クリニック 森川 武則
IPNFA基礎コースに参加させていただき、今まで土台なく行ってきた治療を反省するとともに、PTとしての基盤ができ、以前よりも自信を持って臨床に臨めています。
PNFの基本的な理念や原理、要素は勿論のこと、神経生理学的な面(後発射や経時誘導、加重など)から理解し自身で体感することで、基礎学習が背景にある治療の大切さを感じることができ、改めて人の身体はすごいと感動しました。
運動制御では、従来から考えられていた反射理論・階層理論から動的システム理論の概念を詳しく、かつ分かりやすく説明していただき、貴重な講義を聞くことができました。特に自己組織化については初めて耳にする言葉でしたが、片麻痺のぶん回し歩行を例にエネルギー効率との関係性についての講義が印象的でした。
実技では勝浪先生のボディメカニズムに感動するとともに、単にテクニックやパターンを使うのではなく、臨床的にどの様な場面や状況で使えるか教えていただきました。自分たちで考える課題も多くあり、患者様の全体像やポジティブ因子とネガティブ因子を踏まえ使える肢位やテクニックを考える作業は難しくも楽しく、臨床でも少しずつですが治療に活用しています。
実際、臨床にて半月板損傷の患者様に対して発散を利用して様々な姿勢や他肢からアプローチし、膝を直接触れることなく(直接的なアプローチも行いますが)促通することができています。何よりも、患者様の実感として発散を感じていただくことができ、治療のバリエーションが増えました。また、関節可動域や筋力検査などにおいて従来の評価スケールにこだわらず、メジャーや体重計等を使うことで評価を患者様と共有する事ができるように気をつけています。治療前後でのFFD改善に驚かれる患者様や荷重時の疼痛軽減、歩行スピードupなど、患者様と一緒に変化に喜んでいます。患者様のモチベーションも上がっており、自主トレにも積極性が出てきているように思います。
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中には変化が伴わない患者様もいらっしゃいますが、それを今後の課題として、まだまだ治療の幅も少なく技術不足な自身が進化し続けることで、より高い医療を提供できるように努力して行きたいです。
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10日間という短い期間ですが、PTとして充実した時間を過ごすことができました。勝浪先生のコースを受講することができたこと、他の先生方と共に学べたことに感謝しています。
瀬尾記念慶友病院 PT 杉山智哉
PNFを受講受講させていただいた理由として、患者様の治療を行う上で治療手段というものがほとんどなく学校で習った関節可動域訓練、筋力訓練、基本動作訓練を日々行っている状況でしたが、その治療で患者様は本当によくなっているのか?、他によい方法があるのではないかと考えることが多く何か自分の中で基本となる治療方法を学びたいと思いPNFを学ばせて頂きました。
私が想像していたPNFはパターンを使用し治療可能な患者様の範囲が少ないのではないかという偏見をもっていました。しかし勝浪先生にご指導いただいたPNFにはパターンだけではなく、患者様を治療する際の考え方が非常に重要であることを学ばせて頂きました。「何故、ブリッジを行うのか?」という先生の問いかけは私の中でとても印象的であり、私の患者様へ対する治療の考え方が大きく変化した部分であると考えています。動作の中で単一の筋の収縮が必要とされる瞬間は少なく、どのような動作であっても体幹と四肢の連結は必要不可欠であり、治療の中で体幹と四肢の連結を意識しながら治療を行うことでPNFを受講する前と比較し、より効果的に患者様の治療が行えているのではないかと感じております。現在、私は総合病院で勤務しており、急性期から慢性期、外来患者様に至るまで様々な疾患の患者様の治療を行わせていただいていますが、PNFの概念を用い、パターンだけではなく、トレーニング時の筋の収縮様式、タッチの仕方、環境の変化など今まで配慮できていなかった点に対してアプローチすることで多くの患者様へPNFの概念を使用しながら治療を行わせていただいています。
動作の促通についてPNFは非常に有効であると考えており、今後レベル3を受講させていただき更なるレベルアップを図れればと考えています。
最後になりましたが、今回PNFベーシックコースを受講させていただき、勝浪先生はじめ受講者の皆様、大変充実した10日間を過ごすことができました。ありがとうございました。
医療法人社団翠明会山王病院 理学療法士 原 啓佑
2014IPNFA基礎コース春 in 川崎
2014IPNFA基礎コース春 in 川崎に参加して
コース受講のきっかけは、勝浪先生がいらっしゃる現在の職場に就職した事です。理学療法士として8年目となりますが、今まで講習会といっても自分の興味のある手技や生理学などの勉強会に、参加している程度でした。理学療法士になった頃から、PNFに興味がなかった訳ではありません。きっかけがなかったと言うのが正しい表現でしょうか。そのため、いつからか基本的な運動学・生理学・運動療法などの理解が深まっていけば、経験値は高まっていくと思うようになっていました。
しかし、現在の職場で少しずつ、PNFに触れることによって更に学びたいと今回のコース受講を決めました。
講習会自体は、5日間×2と長期なために不安がありましたが1日1日がとても充実しており、あっという間の10日間でした。講習はもちろんですが、座学と実技の授業がバランス良く配分されていたり十分な休憩があったからだと思います。休憩時間のコーヒーとお菓子の時間がいつの間にか楽しみになっていました。また、自分の勉強したい事に10日間も集中できる事は理学療法士として自分を見直すきっかけにもなりました。
コース前半終了は、基礎的な概念と実技を自分の中に詰め込んだという感じでした。臨床に戻って使ってはみたものの本当に効果が出せているのか、正確にできているのかを心配しながら治療していたと思います。
また、1回1回思い出しながら実技をするので非常にもどかしかったです。しかし、1ヶ月という期間をすごしていく内に、何が良くて何が駄目なのか何となくつかめて気がしました。また、色々と確かめたい事やこんな時にはどうすれば良いかと疑問が出て来たタイミングでのコース後半開始でした。
コース後半は、症例へのアプローチをPNF概念を使用しながら治療していく事が主な内容でした。コース前半受講中から心配でしたが、コース後半に入ると毎日どんな治療をさせて頂こうかと考えられ、とても有意義な時間となりました。更に、症例を通した具体的な質問をその場で勝浪先生にできる事も臨床でのPNFへの理解を深められる事となりました。
現在は、コース受講後2ヶ月となりました。コース受講前はどのように治療していたのかとわからなくなる位、PNFを中心とした治療を実施しています。もちろん以前まで実施していた運動療法を実施していない訳ではありません。しかし、いろいろなパターンを試しながらいろいろな動作場面を設定しながら、「自分のこうしたい」という考えを具現化できるPNFの方が自分には使い勝手が良いのです。しかし、パターンが崩れてきたりパターンの形を忘れてしまったりとまだまだ、復習しながら実施しています。ベーシックが終わったばかりですが
更に理解と技術を深めたいと思っています。
市が尾カリヨン病院 理学療法士 平野偉与
今回この講習会に参加して、患者さんの課題の把握、それに対するPNFの考え方から使い方まで勉強することができました。
患者さんが動作を楽に行えるよう考えを進め、様々なテクニックやパターンを組み合わせてアプローチしていくことを、非常にわかりやすく教えていただきました。
また他受講生の方たちと一緒に具体的なアプローチを考えたことも、楽しくもあったし記憶に残って、臨床に役立っています。
まだまだ勉強し始めですが、この知識を生かして患者さんにアプローチしていきたいと思います。
最後に勝浪先生、受講生のみなさま、楽しく充実した10日間でした。ありがとうございました。
稲城市立病院 理学療法士 吉内真也
2014 IPNFA アドバンスコース in 松山
2014 IPNFA アドバンスコース in 松山に参加して
2013年、夏に松山で勝浪先生のIPNFA基礎コースを受講させていただき、自分の中で患者さんの評価やアプローチの考え方が大きく変わったのに気づき、さらに高いレベルまで学びたいと思い、今回アドバンスコースを受講しました。 コースの中では不十分な理解であった内容の解決や新しい発見、再学習ができ、さらに理解を深めることができました。
受講後、約2ヶ月が経過しましたが、臨床場面では今まで以上に変化がでているように感じています。患者さんからも「歩きやすい」といった反応があり、内観を自覚していただけており、本当に受講してよかったと思っています。 筆記試験・実技試験のプレッシャーもありましたが、他の受講生の方と勉強したり、練習したりと、とても楽しく充実した日々でした。今では楽しい思い出となっています。
今後も教えて頂いた知識・技術を復習し、患者さんの評価・治療に活かしていけたらと思います。
最後に、Matthias先生、勝浪先生をはじめ、愛媛PNF勉強会の先生方、受講生の方々、本当にありがとうございました。またどこかで再会できることを願いつつ、日々の臨床を楽しんでいきたいと思います。
医療法人葦の会 オリブ山病院
理学療法士 川畑 裕
IPNFAコース レベル3bに参加しての感想
2014年2 月26日〜3月2日までの5日間、IPNFAレベル3bに参加しました。
コースの中では、数々のPNF概念やテクニックを再学習できました。また、アドバンスインストラクターであるMatthiasから見せていただいた数々のデモンストレーションはいずれも臨床で用いやすいものが多く、大変勉強になりました。
特に、ataxiaを呈する方へのRhythmic stabilizationの有用性についての解釈が印象に残っており、実際の臨床でもataxiaを呈する方への応用で、参加レベルでの改善をみることができました。
また、5日間のコースの中で他受講生や愛媛PNF勉強会のスタッフの方々との交流を通して、知恵や刺激をたくさんもらったのもいい思い出になっています。また、いつか再会できればなぁと願っています。
今後とも臨床を楽しんでいきたいと思います。5日間のコース大変お世話になりました。
医療法人葵会 ごきげんリハビリクリニック
理学療法士 新 辰徳
2013IPNFAアドバンスコース in 川崎
「2013IPNFA基礎コース 夏 in 松山」
PNFは数十年前の学生の頃に学習して以来余り良い印象を感じておらず、臨床に出てからも先輩に使っている方がいなかった事もあり興味をもつ機会がありませんでした。今考えると治療の意味を理解していなかったと思います。今回ある事から患者様を提供する事になり、自然に自分が受講させて頂く機会を得る事が出き、今まで、臨床現場で悩んでいた事が解決出来る画期的な手技に出会えた気がして感無量な気持ちです。
10日間の受講は年甲斐も無く不安や落ち込む事もありましたが、先生や受講者の皆様に助けて頂き無事終了出来た事、大変感謝しております。
受講終了後、少し落ち着いてから自分自身の体調が良くなっている事に気が付き、また参加していた患者様方から 良かった・治療で良く変化したとのお言葉を頂き、PNFの素晴らしさを実感しており、日々の治療に使うべきであると再認識致しました。(普段頭を使わない私には脳への刺激にもなります。笑)
まだまだ初心者でありますので、これからも先生のご指導を頂きながら、段階を経てPNFの素晴らしさを伝える事が出来ればと思っております。
講習後はPTとして大きな目標が出来た事に幸せを感じる日々です。
天山病院 立花 紀子
私は約3年前からPNFの様々なテーマの現職者講習会を受講し、臨床でも学んだパターンや応用の仕方を取り入れリハビリを行っていましたが、思うような効果が得られないことも多く、結局一般的な筋力強化や歩行練習など行っていました。
今回、国際PNFベーシックコースを受講したことで、今まで基本となるコンタクトの仕方やグルーヴなどを考えれていなかったため適切に行えておらず、目的とする部位へのアプローチができていなかったことに気づくことができました。
そして、レベルUにてペアで実際にPNFの知識を用いて患者様の評価・治療を考案する際、今までいかに患者様に対する評価・治療が大雑把であったかも実感することができしました。しかし、勝浪先生や他の受講生の先生方のアドバイスを頂きながら行っていくうちに効果が表れため、協力して頂いた患者様も喜ばれ、評価・治療の最終日には「せっかく良くなってきたので、もっとリハビリをしてもらいたかった」という言葉も頂けました。
この10日間という短期間で、以前と比べリハビリに対する考え方がかなり変わり成長できたと思います。
今後も教えて頂いた知識を復習し、患者様の状態のとらえ方や評価・治療技術の向上に努めたいと思います。
また、勝浪先生をはじめ、スタッフの先生方、受講生の先生方が優しく、ユニークな方もいらっしゃったので、とても楽しく学ぶことができ充実した日々でした。
本当にありがとうございました。
T'sフィジオ パーソナルリハ ネトレン撫養
理学療法士 高木男也
2013 IPNFA基礎コース 夏 in 松山 参加者の皆様
「2013 IPNFA基礎コース 春 in 川崎」
私は昨年、勝浪先生の講義を受講させて頂いたことをきっかけにPNFに興味を持ち、今回の参加を決めました。これまでPNFについてはほとんど学んだことがなかったため「10日間も大丈夫だろうか…」と不安に感じていましたが、いざ始まってみると毎日が楽しく、あっという間に過ぎていきました。座学や実技の学習はもちろんのこと、患者様のデモ(先生が実際に治療される場面の見学)や、自分たちが患者様に対して「評価〜治療〜再評価・効果の検討」といった一連の流れを経験する機会もあり、非常に勉強になりました。また、PNFはICFの考え方に基づいているということもあり、「その患者様ができることを活かしながら、機能レベル・活動レベルの能力(もっと言えば参加レベルまで)を上げていくにはどうすればよいのか」「どうすれば患者さんのモチベーションを引き出していけるのか」ということを、改めて考えさせられました。
講習会を終えて約1か月、学んだことを少しずつではありますが実践しています。患者様のADLにおいて、更衣や入浴といった、より応用的な場面での動作が安全に行えるようになるなど、良い結果が得られ大変嬉しく感じています。そして、自分自身、患者様の日々の変化をより感じ取れるようになりました。今後、OTとして患者様の生活にどうPNFを活用していけるのかを追究しながら、日々の臨床に取り組んでいきたいです。
京都民医連第二中央病院
作業療法士 赤坂美佳
2013年 IPNFA基礎コース 春 in 川崎 参加者の皆様
「2012 IPNFA基礎コース 秋 in 伊豆」
今回IPNFA基礎コースに参加させて頂いたことによって、患者様を診る視点や評価、治療の考え方が大きく変わりました。これまでは患者はできない人という印象を持っていましたが、今はここまでならできる人という前向きな印象を持つようになりました。そのため、以前より、小さな変化を見れるようになり、それを伝えられるようになりました。それによって、患者様の訓練に取り組む姿勢や自信の持ち方も変わってきた印象を受けます。
評価と治療では、ICFでの評価や運動制御のステージでの評価を学んだことにより、改善させたい動作を具体的に挙げられるようになりました。治療でも、神経生理学と基本原理を含めて考えるようになり、治療のバリュエーションが増え、全身的な治療を少しずつ考えられるようになりました。
IPNFA基礎コース参加後、患者様から歩きやすくなったなどの言葉を頂けるようになり、初めて患者様に治療効果を出せた時の感動と同じものを感じながら働いています。また、このような成長の機会を与えて下さった勝浪先生とマティアス先生には大変感謝しています。先生方に近づけるように今後も努力を続けていきます。
(健生会 朝倉病院 理学療法士 篠崎友実)
2012年 IPNFA基礎コース 秋 参加者の皆様
「2012 IPNFA基礎コース 春 in 伊豆」
私は、今まで単発でPNFの講習を受け
たことはありましたが、長期間での講習は初めてでした。最初は、しっかりと自分の中で消化できるのか不安でしたが、コースが終わる頃には、現在自分が担当している患者さんに、どのように活かそうか考えることができるようになりました。
Level1では歴史や理論や原理など、基本から学んだ後に実技を行うため、なぜこのパターンを行うのか、このテクニックを使うのかを理解しながら、同時に実技を学ぶ事ができました。
Level2では、実際に患者様の評価治療を行うため、PNFをどう活用すればいいのか明瞭になりました。患者様も喜んで下さり、とても嬉しく感じました。
患者様により良い作業療法を提供する一手段を学べたと実感しています。
聖稜リハビリテーション病院
作業療法士 河合佑紀
〈基礎コースを受講して〉
PNFの知識について、受講前のレベルとしては基礎知識に乏しく、臨床でも実施していませんでした。PNFを学ぼうと思ったきっかけとしては、古くから研究され、かつ効果の高いものはないかと考えており、PNFはそれに当てはまると思い受講しました。
レベルTを終了し、PNFの理念や基礎原則・要素、神経生理学的要素について十分に理解することができました。また、インストラクターの先生(以下、先生)による患者様へのデモンストレーションを行って頂き、PNFを利用した評価・治療を確認することができました。どのように臨床的に使用していくのかを知ることができ、より興味を持つことができました。レベルUが開始されるまで約1カ月間、臨床場面で少しずつ応用していくことができるようになりました。レベルUでは、患者様の治療を実際に行わせて頂き、当初はうまく評価を行えない状態でしたが、先生にご指導頂きながら落ち着いて評価・治療を行えるようになりました。
さまざまなパターンがありましたが、まずは基本原理・要素等の基礎知識を十分に学ぶことができ、PNFとはどのようなものかを知ることができました。さらに、次のステップに行きたくなるような受講であり、臨床へのモチベーションも非常に高まっています。
この受講をきっかけに、認定セラピストまで取得しようという気持ちを強くもつことができました。本当にありがとうございました。
北斗若葉病院 理学療法士 金子瑛
<国際PNFベーシックコースを受講して>
私が作業療法士として働き始めた時からPNFについて興味を持っていましたが今に至るまで深く勉強をした事がありませんでした。今回、作業療法士として患者様へ提供できる確立した技術を身につけたいと思い不安もありましたが思い切って参加してみました。今思えばもっと早く受講していれば良かったと思えた程とても充実した内容であり、自分自身の治療手段の幅が広がったと感じております。
実際に臨床を通じてPNFを学んで良かったと感じた事があります。それは私が勤めている職場に脊髄損傷を呈した男性が入院しております。その方にPNFの技術を取り入れてアプローチをしたところPNFを学ぶ前と比べて治療効果に差が出た事です。肩甲帯、骨盤共に分離した動きが少なく、また腹部の筋緊張が低くベッド上で寝返りは介助を要する状態でした。
その方に対し、コースで学んだ寝返り動作に対する治療を行ったところ、肩甲帯、骨盤共に分離した動きが学習され、また体幹部の筋緊張を高めながら動作が行えるようになった事で寝返りが自立で出来るようになりました。私自身、PNFで学んだ技術を取り入れた事で以前よりもより効果的な反応が引き出せた事を実感しております。
今回のコースを通じて勝浪先生という良き講師と巡り合い、また共に学んだ良き仲間も出来ました。作業療法士としてこれからもPNFを学び続け臨床に生かしていきたいと思える充実した時間でした。勝浪先生、ありがとうございました。
聖稜リハビリテーション病院 作業療法士 近藤 大貴
2012 春 白寿医療学院で行われた基礎コース参加者の皆様
白寿医療学院 ブログ PNF講習会紹介文 その1
その2